BLOG お花のお便り
こんにちは。
パリ在住のフラワーデコレーター、トレジョリの長谷川奈美です。
日中は太陽の日差しが眩しい程のパリです。
先日、悲しい悲しいニュースが入って来ました。
「CHANEL(シャネル)」と「FENDI(フェンディ)」のクリエイティヴデザイナー、
デザイナー「Karl Lagerfeld(カール・ラガーフェルド)」氏が 2 月 19 日に亡くなりました。
既にご存じの方も多いかと思います。
彼は、80 歳過ぎてもずっと、第一線で活動、そして活躍し、私の中では亡くなる、ということが
想像出来ない方でした。
実は 2019 年の春・夏コレクションの最後のデザイナー挨拶は、彼の右腕として活躍されていた
「Virginie(ヴェルジニー)」さんがされたので、何時もでしたら、カール・ラガーフェルドさんが
されるので、どうしたのかしら。。。とは思ってました。
実は、私はかれこれ、10 年程前、ある有名フルリストにて研修に入り、その際に、
カール・ラガーフェルド氏宅へ、お誕生日の真っ白なROSEのブーケをお届けに
伺った事が有ります。
白バラのみのグラデーションでラッピングは黒、大きな大きなブーケでした。
お宅の場所は覚えておりませんが、その白いバラの素敵さ、香り、シチュエーション、
今でも鮮明に覚えてます。
少々しんみりとしてしまいますが、フランスでは去年、今年と著名な方が亡くなっております。
去年の夏、8 月には、世界一有名な料理人「Joël Robuchon(ジョエルロブション)」氏が
亡くなりました。
彼のお葬式は生まれ故郷のポワティエという小さな田舎町で行われました。
この時、著名シェフがいっぱい集まりました。
そして、パリにございますある企業からお葬式のお花の配達の依頼を受け、配達させて頂きました。
通常、お葬式は白い花などでまとめます。形は色々です。
バラや、白いスプレーマム、ユリや蘭などが使われる事が多いです。
そして、送り主のリボン(帯)を付けます。
お客様より、色は白以外で日本の要素も入れて下さい。そして、企業の宣伝では無く、
お悔やみの供花にしたいので、宛名のリボンは無しにして下さい。とご依頼受けましたので、
その様にさせて頂きました。
この時は、沢山のお花が供えられてました。
因みに、カール・ラガーフェルド氏はお葬式をしない事を、去年発表しておりましたが、
近親者のみで非公開、メディアの参列も許可しないで行うそうです。
そして遺灰は撒いて欲しいと語っていたそうです。
彼らしく、最後までかっこいいですね。
今回は少々しんみりとしてしまいましたが、また次回、春の装飾をアップさせて頂きますね!
では merci et à très bientôt!
2019年2月26日更新
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