パリからの花だより　～長谷川 奈美 さま～ No.32

こんにちは。

パリ在住のフラワーデコレーター、トレジョリの長谷川奈美です。

パリは最近雨が多く、不安定な陽気です。

さて今回は、私が所属しております、パリ 6 区の Jardins du Luxembourg
（ジャルダン・ドウ・ルクセンブルグ）内に在りますお花の教室
ＡＡＣＬ（l’Association des Auditeurs desCours du Luxembourg）にて、
毎年 9 月恒例のエクスポが開催されましたので、私を含め、皆さんの作品をお披露目致します。

こちらの教室は 1932 年 1 月 7 日に設立され、既に 88 年の歴史の有ります
フラワーアートの教室です。

毎年 9 月の第三週目ぐらいに行われるのですが、今年はコロナ感染も有り、
正直中止と思っておりました。

ご存じの方も多いかと思いますが、
SNHF 主催のフランスのフラワーアートのディプロム試験 DAFA は
中止となったまま、未だに再開催される情報は入っておりません。

9 月の頭に、こちらの教室の校長先生、マダム・ソロンジュより、
エクスポ開催のお知らせが有り、それで私も含め皆さんも開催にあたって作品を作り、
集結しました様です。

こんなに急遽でも、団結力が有りますね！笑

今年のエクスポのテーマは「VIBRATION」直訳しますと、振動などの意味です。

そして、夫々がこのテーマを解釈し、作品を作っています。

先ずは、エントランス階段を上って入っていきましょう

階段の手すりも、こんなに可愛くされています。

そして皆さんの作品です！

今年はコロナ感染の影響も有り、生花をあまり使っていないクリエイティヴ作品が多く感じました。

そして、私の作品です。

「ondulation」直訳しますと、「うねり」などという意味合いです。

そして、建物の外ではデモストレーションを行いました。

先ずは校長先生、マダム・ソロンジュの挨拶から

皆さん、パーソナルスペースを空けながら大人しく？聞いています。

翌日にも、沢山の方が見に来て下さいました

こんな時と云いますのと、直前に決行しました様でしたので、どれだけの方が作品を作り、
また、見に来て頂けるか、少々心配しておりましたが、蓋を開けてみましたら、
こんなにも、参加して良いエクスポとなりました。

そして、エクスポ後のお楽しみ！

近くのジェラート屋さんで、ROSE の形に作って頂きました。

至福の幸せです。笑

まだまだ、不安な事も有り、中々こういったイベント事は行われ難いとは思いますが、
少しづつ、十分に気を付けながらも、皆さんが楽しめて心が安らぐ様なお花のイベントを
していきたいですね。

ではまた。

Merci et à très bientôt!

Très joli
長谷川奈美

2020年10月2日更新